WIZnet

WIZnetは、韓国に本社を置く、インターネット接続を容易にする「ハードウェアTCPIP」技術に特化した半導体メーカーです。

1. 沿革・歴史
1998年設立。インターネットの普及初期、複雑なネットワークプロトコルをソフトウェア(OS)ではなく、すべてハードウェアチップで処理する**「iMCU(Internet MCU)」**という独自の概念を提唱しました。以来、産業機器や組み込みシステムに「簡単に・安く・確実に」通信機能を追加できるソリューションとして、世界中のエンジニアから愛用されています。

2. 主な製品
チップセット: W5100S、W5500(ハードウェアTCPIPスタック内蔵コントローラ)。

モジュール: LANポートを搭載した小型基板(WIZ850ioなど)、Wi-Fi/セルラー変換モジュール。

SoC/ボード: RP2040にイーサネットを統合した「W5100S-EVB-Pico」など。

3. 特徴と強み(取り柄)
ハードウェアTCPIPスタック: 通信処理を独立したハードウェアが行うため、マイコンのCPU負荷がほぼゼロです。また、ソフトウェア処理に比べてOSの脆弱性を突いた攻撃を受けにくく、高いセキュリティと安定性を誇ります。

圧倒的な実装の簡便さ: 複雑なソケットプログラミングや、大容量のメモリ(RAM)を消費するプロトコルスタックの実装が不要。数個のコマンドで簡単にネット接続が完了します。

Arduino/DIY界隈での実績: 初代Arduino Ethernetシールドに採用されて以来、教育現場やホビーから、産業用の遠隔監視装置まで、幅広く標準的に採用されています。

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